銀星亭~Villa d'Etoile en argent~

春から夏へ。



雨を待ち葉桜となる春の夜の iPhoneは光る水面に近い



花散らす風は色こそ見えねども 春はアレグロで過ぎてゆくなり



初夏の風ふき渡る青空にはだかの心で飛び出してゆく



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# by yoizukisaene | 2017-04-20 15:23 | 今日の歌 | Comments(0)

僕は歌を作るために来た

僕は歌を作るために来た ここへ来た
この星へ来た この朝に来た


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# by yoizukisaene | 2017-04-09 10:56 | 今日の歌 | Comments(0)

菜種梅雨のころに




春なのに花が咲かない木だそうで
おまえすこしもさみしくないか



降りやまぬ雨の音きく四月なら水底カフェで時をくゆらす



限りなき罪を犯した鞘だからあなたの錆びた剣をおさめて



卯月待つさくら並木のまぼろしをこころにいだく雨の朝かも



時間潰しってことばがきらい
この世にはそんなにないよぼくらの時間



iPhoneの秒針みじろぐその時し
世界も共にみじろいでいる



きみでないきみに抱かれているぼくは
きみでないきみのものであること


ふるさとへ向かう列車を見送れば
今日もだあれも乗ってはいない




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# by yoizukisaene | 2017-04-08 13:14 | 今日の歌 | Comments(0)

春のモルヒネ




かけねなしにいい酒だった
雪の夜 おまえと飲んだ七重郎は



きもちいいところにとどく
一枚の絵画のような
春のモルヒネ


ひとひらのうたを求めてさまよえる
ただそれだけでいきられるうた



どうしようもない怖さを抱え生きている
(世界がずざっとずれていること)



ひさびさのきみのくちびる赤くって
すこし動揺してしまいます



金魚鉢
乱反射するハルノヒを収束させて金魚は赤い





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# by yoizukisaene | 2017-03-21 08:38 | 今日の歌 | Comments(0)

3.11を前に 鈴木博太「ハッピーアイランド」を読みかえす


鳥籠の後ろの正面惨後憂き上は大水下は大火事

ゆでたまごをれんじにかけるとおくからおもしろそうなハイぼくのこえ

歳ガ素の人がオトずれ「フッキュウにヒト尽き」「ここハマッタンでして」

とりあえず窓を閉め切り出来るだけ出ないおもてに奔と卯のそら

Dieコンノへ んナカタちがテント ウニナラびはじメタハチがツショじゅん

フクスィマにいきたくない使徒フクスィマでいきたく死と うえのえきなう

ふりかえるトきがあるナラみなでまたやヨイとおカヲやろうじゃないか

ふるさとはハッピーアイランドよどみなくイエルダろうか アカイナ マリデ

ミナコこがふるサトミたいにかたりだすオダやかナカオでどうかしテルヨ

ワレワレハふくすぃマジンダ ハリボテの大地のうえによみガエルまで

県カラノ緊急要請左記ノ如「当面丸秘扱イノ件」

(「ハッピーアイランド」より)


生きている人は、これを忘れてはいけない。




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# by yoizukisaene | 2017-03-09 12:02 | Comments(0)

いちじくうに

無花果はいちじくとして死んでゆき
雲丹はうにとして生きてゆくなり
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# by yoizukisaene | 2017-03-08 08:46 | 今日の歌 | Comments(0)

二月の夜に降る雨に


ひとくきのうたを抱いてひとり寝る 二月の夜の闇のしじまに


ひとすじの歌捨てられて
みぞれなす
二月の街の石畳かな



曇天の上では二千万匹のハリセンボンのこどもが泳ぐ



吾がもとむことばは何処(いず)や
この星に陽ささなくなりて六度目の春



朝(あした)ふるこの雨こそはあの夜に君が流した涙であった





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# by yoizukisaene | 2017-03-07 15:32 | 今日の歌 | Comments(0)

星陵中学校・高等学校 演劇部 第5回自主公演のおしらせ

 今年で5回目となる「星陵中・高演劇部自主公演(春公演)」のお知らせです。

 平成29年3月16日(木)18:30開演、
 会場は富士市市民文化会館ロゼシアターです。

 前売券・当日券あります。ぜひ観劇にお越しください!
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# by yoizukisaene | 2017-02-18 09:12 | さえね先生 | Comments(0)

2017年、歌いはじめ。


寒風の中であなたが触れてった頬の熱さは火傷のごとし


「あ」を押せば「会いたかったかもしれない」と予測変換される 逢いたい


ある日世界は私を残しずれていた 屋根まで飛んだ  壊れて  消えた


かくまでも紺碧の空 はつはるの朝のひかりをさいわいとする


鳩の血の色とも言はむルビをふり読みゆくことの業の深さよ


ふかふかの雪原に立つ君を抱きたがえた約束リストを燃やす
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# by yoizukisaene | 2017-01-17 20:53 | 今日の歌 | Comments(0)

星陵高校演劇部 関東大会上演について

星陵高校演劇部が、11月に行われた高校演劇静岡県大会で優秀賞を受賞し、静岡県代表として高校演劇関東大会へ出場することが決まりました。


第52回関東高等学校演劇研究大会


日   時  平成28年12月30日(金)


場   所  東京芸術劇場(池袋)


上演作品  柴 幸男「あたらしい憲法のはなし」


応援よろしくお願いします。


c0103551_20503598.jpg


 とても美しい舞台です。
 楽しんで観て、そして、何かを感じ取ってください。
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# by yoizukisaene | 2016-12-20 20:51 | さえね先生 | Comments(0)



静岡在住の歌人です。日々詠んだ歌を載せています。
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管理人プロフィール
《生まれも育ちも》
1984年、静岡県富士宮市生。
2006年3月、熊本大学文学部文学科日本語日本文学分野卒業。現在、静岡県在住。
2006年「短歌研究」誌掲載。
2009年「平成万葉集」(読売新聞社)入集。
2012年 歌集「高天原ドロップス」(文芸社)上梓。

《専門と専攻》
専門:日本古典文学(平安朝和歌文学)
専攻:「古今和歌集」とその表現

《師弟関係》
師事 安永蕗子
弟子 小海碧架
    まみ


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