雅楽演奏会
宮内庁式部職楽部による雅楽演奏会に行ってきました。
演奏会場は皇居内の宮内庁楽部ということで、初めて皇居の中に入ることになりました。 この日の東京はあいにくの雨。しかも風も結構あり、傘を飛ばされないよう気をつけながら皇居に向かいます。 皇居のお堀の水面にもさざ波が立ちます。 宮内庁式部職楽部による演奏会は春・秋の年に二回行われており、秋は一般公開しているのですが、春は雅楽関係者や皇族方など関係者のみの公開だそうです。 招待券。 楽部内雅楽舞台。足元は玉砂利が敷き詰められていました。 この日は午前・午後の二回公演で、私が鑑賞した午前の部には、皇族の一人、 高円宮承子女王殿下もお出ましになりました。 (午後の部には天皇・皇后両陛下もお出ましになったそうです) さて、演奏会の方ですが、管弦、朗詠、舞楽と三種の琴なる演奏があり、 中でも4人の舞人が異人様の装束を身につけ、太刀を佩いて優美に舞う、 舞楽の「春庭花」(しゅんでいか)は息をのむような美しさでした。 とりわけ楽長の池辺五郎さんの所作の典雅な美しさは感動的でした。 管弦方にも、お名前を拝見すれば有名な東儀家や上家など名の知られた雅楽の名家の名前がずらり。 今でも世襲で「家の職」を務めているのですね。 千年も前に完成した音楽を変わらず守り続けている人の力に改めて感じいった一日でした。
by yoizukisaene
| 2012-04-15 12:50
| 今日のうろちょろ
|
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
管理人プロフィール
《生まれも育ちも》
静岡県富士宮市生。 熊本大学文学部卒業。 2006年「短歌研究」誌掲載。 2009年「平成万葉集」(読売新聞社)入集。 2012年 歌集「高天原ドロップス」(文芸社)上梓。 《専門と専攻》 専門:日本古典文学(平安朝和歌文学) 専攻:「古今和歌集」とその表現 《師弟関係》 師事 安永蕗子 弟子 まみ 《著作一覧》 最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||