銀星亭~Villa d'Etoile en argent~

世界七月。(連作8首)



どこまでも曇りは低くたれこめて
世界は七月だと言うのにさ


美しい髪が肩まで伸びたならそれは私にきらせてほしい


歯ブラシを心の穴に突っ込んで
でかけてしまえ
夏が来たなら


かきくもる心の鏡
二、三枚
割りて拾えば
幽霊映る


その色は日々濃くなって
気付いたら
これはちがうという朝になる


さまざまな色はねかえし
空は 白
それは拒絶と呼べる明るさ


日本史のテストが早く終わったら
小野妹子の絵を描いておけ


中庭でいつも見ていた
いつもの木
見たこともない実をつけている
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by yoizukisaene | 2013-07-01 11:28 | 今日の歌 | Comments(2)
Commented by at 2013-07-05 14:28 x
お久しぶりです。しばらく来ないでいたら、たくさん。
今からじっくり見ようと思います。

まみさんの説明、ありがとうございました。
どちらかというと、まみさんは「大人の女性」ではなくて
「大人の女性になろうとほんの少し背伸びしている少女」なのでしょうね。
そう思って歌をみるとまた雰囲気が違う気がして面白いです。

七月は、湿っぽかったり暑かったりと表情がある月のような気がします。
先生の歌、楽しみにしております。
Commented by yoizukisaene at 2013-07-06 09:16
恵さんこんにちは。
また来てくださって、うれしいです。

まみにもいろんな顔があるみたいですね。でもその方がかえっておもしろいかと。
私の歌も、まみの歌も合わせてお楽しみください。

>七月は、湿っぽかったり暑かったりと表情がある月のような気がします。

そうですね! 何だかおくゆきのあるひと月になりそうです。
よい夏を楽しみましょう。
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静岡在住の歌人です。日々詠んだ歌を載せています。
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管理人プロフィール
《生まれも育ちも》
1984年、静岡県富士宮市生。
2006年3月、熊本大学文学部文学科日本語日本文学分野卒業。現在、静岡県在住。
2006年「短歌研究」誌掲載。
2009年「平成万葉集」(読売新聞社)入集。
2012年 歌集「高天原ドロップス」(文芸社)上梓。

《専門と専攻》
専門:日本古典文学(平安朝和歌文学)
専攻:「古今和歌集」とその表現

《師弟関係》
師事 安永蕗子
弟子 小海碧架
    まみ


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