銀星亭~Villa d'Etoile en argent~

さよなら、まみ。



薄痕を隠したような月の日は秘密の箱を開けたくもなる



にんげんは忘れて生きる生き物とむかしのあなたが残した手紙



忘れじの行く末までは難けば あなたのプリン食べたのわたし



そういえばあなたの手紙は空色で
いまはわたしの文字がそらいろ



藍色のひかりのなかで目を覚ます あれが野獣のいびきなのかも



浮かべば、星/白昼の木陰にて回転木座に揺られて夢を



一点の黒
生じれば
それはもう
白ではなくて
黒の点 なの



大木のような確かさ しんしんとあなたの右手を握りしめてる



左手をあなたのために差し出して
騎士は額に誓いのキスを



ねぇ、世界
どんなときでも
左手に 右手を
きみに もれなく 愛を




さよならまみ。
うたはいつでも
ぼくたちの
そばにいるから
生きていけるよ
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by yoizukisaene | 2013-09-22 15:02 | 今日の歌 | Comments(0)
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静岡在住の歌人です。日々詠んだ歌を載せています。
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管理人プロフィール
《生まれも育ちも》
1984年、静岡県富士宮市生。
2006年3月、熊本大学文学部文学科日本語日本文学分野卒業。現在、静岡県在住。
2006年「短歌研究」誌掲載。
2009年「平成万葉集」(読売新聞社)入集。
2012年 歌集「高天原ドロップス」(文芸社)上梓。

《専門と専攻》
専門:日本古典文学(平安朝和歌文学)
専攻:「古今和歌集」とその表現

《師弟関係》
師事 安永蕗子
弟子 小海碧架
    まみ


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