りんご紅茶のその中で
君の尾のぴいんとなれる秋の朝 すました顔でどこへゆくのだ
水底の月やさしくて我はただキリエを歌う凍れる街よ エーテルの震える夜に聴くならば たとえばバッハのチェロ無伴奏 800キロ離れていてもあの月が見えてる悲しさ 柔らかである 月光のあまねく冷えて猫の声キリエも歌うことができない 熟語なんてみーんな捨ててしまいたい 制度発熱戦争平和 萌えいずる春を包みて特別な日に薄紅の花束を君に ゆく春の狂い桜のその下で、胸をつらぬくための小刀。 ぬばたまの闇も絢なり桜坂 春の星空われ狂わせて 伝えてはならぬ想いと知りつつも 桜の花の満開の下 「君は妹みたいでついかまっちゃうんだ」もっとかまって猫背の君よ 汗ばめどすぐに冷たくなってゆく君のお腹に溺死するらん まざりけのないあいがあったとおもう、きみはとおいまちにいる、四月。 小粒なるいちごにミルクかけましてくちゅくちゅにして食べるのが好き♪ 雲立てる夏雲の果ての果てまでも我かけさせよ君のもとまで
by yoizukisaene
| 2007-02-07 21:53
| 今日の歌
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《生まれも育ちも》
静岡県富士宮市生。 熊本大学文学部卒業。 2006年「短歌研究」誌掲載。 2009年「平成万葉集」(読売新聞社)入集。 2012年 歌集「高天原ドロップス」(文芸社)上梓。 《専門と専攻》 専門:日本古典文学(平安朝和歌文学) 専攻:「古今和歌集」とその表現 《師弟関係》 師事 安永蕗子 弟子 まみ 《著作一覧》 最新のトラックバック
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