銀星亭~Villa d'Etoile en argent~

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又吉直樹さん 小説『火花』芥川賞受賞おめでとうございます。

すらすら読めてしまった。

全編を控えめで臆病にもにた清潔感が貫いている。
少しも猥雑な感じがしない。世俗にまみれた舞台の中において、消えることのない清涼感。

意識的に描いたわけではないのだと思うが、無意識の領域にある汚濁への拒絶反応がみてとれた。

穂村弘の世界恐怖(世界音痴)にも通じるものがある、羞恥心に支えられた世界との対峙姿勢。

世界に突っ込んで行って削り取ることなどできない。したくない。

かすかにさわるだけ、いや、ふれることすらできない。いや、しない。したくない。

臆病とも羞恥とも違う、半透明なリアリティ。

それこそが2010年代のリアリティなのではないか。


又吉直樹『火花』はまさに時代と寝た小説といえるように思われる。
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by yoizukisaene | 2015-07-18 08:25 | 今日のなんでも | Comments(0)

雨、本当に降りやまないですね。

ゆっくりと氷は融けて
降りやまぬ夏の長雨の音を聞きつつ

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焼きナポリタンのチーズ乗せ、バゲットと共に。
山崎シングルモルト、ロック。
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by yoizukisaene | 2015-07-04 17:39 | 今日の食 | Comments(0)

世界は今日も、美しい。

さくら そら フルート しずく 草 いのち

君よりきれいなものなんてない


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by yoizukisaene | 2015-07-02 16:47 | 今日の歌 | Comments(0)

近詠5首、雨はやまない。



なぜ女はふわふわ薄いものが好きかと問えばそういうものだと答ふ



意思のある君をやどせしきみのからだ
ほしいとおもう
だってきみはそのなか


なぜひとは身体もとめずいられずや
ふれたきはその内側なるに




泣いたら泣いた分だけ軽くなるはずですがあまり関係ないみたいです



ぼくよりも紙ヒコーキつくるのうまかったあの子のなまえ
思い出せない
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by yoizukisaene | 2015-07-02 08:44 | 今日の歌 | Comments(0)

静岡県下、雨。

いちまんねん雨が降るのを見てたって飽きたりしないひとが好きです



降る雨が消えずにいたら180センチになるってほんとうですか


雨の日のボンベイチャイはやさしくて
私も雨に溶かされてゆく


側溝のふた
80万72号として生きるのもありだと思う


ふいにモルがドアになるからあせります
雨はやまない海岸通り
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by yoizukisaene | 2015-07-02 08:13 | 今日の歌 | Comments(0)

所有欲。


選んだ服を俺に着せているときのおまえは女かそれとも母か
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by yoizukisaene | 2015-07-01 08:16 | 今日の歌 | Comments(0)



静岡在住の歌人です。日々詠んだ歌を載せています。
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管理人プロフィール
《生まれも育ちも》
1984年、静岡県富士宮市生。
2006年3月、熊本大学文学部文学科日本語日本文学分野卒業。現在、静岡県在住。
2006年「短歌研究」誌掲載。
2009年「平成万葉集」(読売新聞社)入集。
2012年 歌集「高天原ドロップス」(文芸社)上梓。

《専門と専攻》
専門:日本古典文学(平安朝和歌文学)
専攻:「古今和歌集」とその表現

《師弟関係》
師事 安永蕗子
弟子 小海碧架
    まみ


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