冬の歌とて詠めるふるゆきもやがてみぞれに変わるのに われのみふらず冬となりけり 海底に沈んだ船のごとくしてカーテンごしの朝を迎える 雲去れば雲のかたちの雪の痕赤裸々に残る富士の峰かも ただひとり冬の真中に置き去りにされる夢見てがばと目覚める 冬月はやがて世界を包むでしょう 冷たい夜の深まる中で
by yoizukisaene
| 2013-11-27 20:39
| 今日の音
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《生まれも育ちも》
静岡県富士宮市生。 熊本大学文学部卒業。 2006年「短歌研究」誌掲載。 2009年「平成万葉集」(読売新聞社)入集。 2012年 歌集「高天原ドロップス」(文芸社)上梓。 《専門と専攻》 専門:日本古典文学(平安朝和歌文学) 専攻:「古今和歌集」とその表現 《師弟関係》 師事 安永蕗子 弟子 まみ 《著作一覧》 最新のトラックバック
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