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銀星亭~Villa d'Etoile en argent~

夏ももう終わり。


  • 薄い空になく蝉たちはかわいそう 僕たちはその次にかわいそう

  • 身延線ドア閉まります 見上げれば空気薄くて 夏も終わりね

  • 二学期の始まりを待つ(祈り待つ)必ず明日の太陽を見よ

  • # by yoizukisaene | 2019-09-12 10:18 | 今日の歌

    夏の歌、後半、まとめて。


    青竹はひとしく濡れて源氏山ひたぶるまでに降る夏の雨


    たぱたっと雨降りはじめ夏の日の熱さに別れを告げる八月


    行かざりし道のはたてはかぎりなく霞みておりぬ この道を行く


    水をすくひ指より落ちるその水の行方のごとき捨てた人生


    ごうごうと時の流れる音を背に川の前にて立ちすくみけり


    道端に水まく老女小さくて京都西陣夏の朝かも


    飲みかけのサイダーの泡少しだけ弱く生まれて消えてゆくなり




    # by yoizukisaene | 2019-08-28 08:50 | 今日の歌

    夏のうた、まとめて。


    野分待つそのつかの間のしずけさが
    われらのまちをつつむ夕暮れ


    アップテンポの流行曲が流れてる
    ぼくは下半身水没してる


    窓からの夜風浴びつつひと缶の
    よなよなエールを何より愛す


    水閣の端より水を見下ろせば
    水底の夏ははや終わりしか


    夕さればよき風ふきて
    ささがにの雲ひとつなき七夕の夜



    # by yoizukisaene | 2019-08-01 16:25 | 今日の歌

    滅びゆくまちに生きればわがことも

    滅びゆくまちに生きればわがことも
    やがてきえゆくまぼろしならむ
    # by yoizukisaene | 2019-06-10 09:22 | 今日の歌

    文化祭の準備は今日まで

    こぼれたペンキ懸命に拭きて
    その後は
    菜の花畑のような雑巾
    # by yoizukisaene | 2019-06-07 09:23 | 今日の歌



    静岡在住の歌人です。日々詠んだ歌を載せています。

    by よいづきさえね
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    管理人プロフィール
    《生まれも育ちも》
    静岡県富士宮市生。
    熊本大学文学部卒業。
    2006年「短歌研究」誌掲載。
    2009年「平成万葉集」(読売新聞社)入集。
    2012年 歌集「高天原ドロップス」(文芸社)上梓。

    《専門と専攻》
    専門:日本古典文学(平安朝和歌文学)
    専攻:「古今和歌集」とその表現

    《師弟関係》
    師事 安永蕗子
    弟子 まみ


    《著作一覧》
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